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Is there a light that never goes out?

グッドモーニング (くるり) 感想

くるりのアルバム「アンテナ」の第一曲目、「グッドモーニング」の感想。

アンテナ

 アルバム「アンテナ」について

「アンテナ」は、2004年に発売されたくるりのメジャーデビュー後5枚目のアルバム(現在は11枚くらい出ているようだ)。「The world is mine」の一枚後のアルバムになっている。

くるりというバンドは常にその音楽性を変化させており、様々なジャンルの楽曲を世の中に提供してきた存在だと思うのだが、このアルバムはとくに独特の空気をまとった一作と言えるだろう

この「空気」を言葉で説明するのは難しいが、日本の風情あるメロディのテイストとバンドのタイトで突き抜けた演奏が混ざり合った感じ、といえばいいだろうか。自分はいつもそんな風に感じている。

このアルバムにおいて、バンド演奏のグルーヴ感が前面に出ているのはやはりドラマー・クリストファーの存在によるものが大きいだろう。彼はくるりのアルバムの中で「アンテナ」にしか参加していない。このアルバムがくるりのアルバムの中でひときわ異彩を放っているのはこの辺の事情が関係しているのかもしれない。

「グッドモーニング」について

そんな「アンテナ」の一曲目を飾るのが「グッドモーニング」である。この曲、そこまで注目されないようだが、かなりの名曲だと思う。メロディが情緒にあふれており、歌詞によって静かに都会の情景が紡がれていく。そこには都会特有の騒々しいイメージを喚起させるものはなく、どこか静謐な雰囲気をもっている。非の打ちどころのない曲であり、またアルバム全体の空気感を一曲目にして示すことに成功している。

自分の話

自分が「アンテナ」を聴き始めたのはちょうど大学受験のころで、「グッドモーニング」はそのころから何度もリピートして聴いていた。なので、自分はこの曲を聴くと、受験のために乗った新幹線の情景や、受験前で緊張しながら歩いた東京の風景などを思い出す。この曲は個人的にかなり思い入れのある曲となっている。

 

youtubeにこの曲のライブ映像があったが、自分はCDで聴いたほうがいいと思う。「CDでアルバム全体の空気感を味わうのが大事なんだ!」などと言いたいわけではなく、ただ単純にCD音源のほうが曲の雰囲気がうまく出ているからである。ライブの動画はボーカルの岸田さんの声がへんに綺麗だし、バックの演奏も無駄に壮大になってしまっている。地味な感じのアレンジが光ると思う。この曲は。


くるり グッドモーニング